●生活の基本編 #4 ドイツ生活に必須の神アイテム49€チケット
- あさひ
- 2024年10月7日
- 読了時間: 8分
更新日:2024年10月14日
●生活の基本編 #4 ドイツ生活に必須の神アイテム49€チケット
2024.10執筆
結論:49€チケットは必ず買うべし!
1ヵ月分だけ購入なら当月10日までに解約手続きするのを忘れずに。
海外生活のハードルの1つ、電車。
日本でも電車は路線図が複雑だったり乗り換えで間違えたりするのに、
ドイツだとどうなっちゃうんだろうと渡独前は不安でした。
結論から言うと、
49€チケットを買えばドイツ中を移動できる上、
いちいちチケットを買う必要もなく、
乗り間違えで余分なお金がかかる心配もありません!
日本より安いし楽です!
日本でいうと青春18きっぷの感覚に近いと思いますが、
ドイツには49€チケット(正式名称はDeutschland Ticket)
という超素晴らしいチケットがあり、
1ヵ月49€で、新幹線や高速バスなどは対象外ですが
ドイツ国内のほぼ全ての公共交通機関が乗り放題なのです。
1€=160円として日本円で7840円。
これで国内中のほぼ全ての公共交通機関乗り放題なのは破格すぎ!!
これがどれほどすごいことかというと、
私は昔、日本で自宅から3駅の職場に勤めていて
その定期券を買っていたのですが、3駅分で1ヵ月約7500円でした。
当たり前ですが3駅の範囲内の電車にしか乗れません。
49€チケットはほぼ同価格なのに、
ドイツ国内の電車、バス、トラム(路面電車)など、
ほぼ全ての公共交通機関が1ヵ月乗り放題なのです。
新幹線や高速バスなどは含まれないですが、
普段の生活や少々の遠出なら全く問題なくカバーできます。
※2025年1月から58€に値上がりしますが、それでも日本円で9280円。
値上がりしても国内乗り放題を考えると破格なことに変わりありません。
そもそも49€という値段はお試し価格のようなものだったらしく
将来的な値上げが元々示唆されていました。

↑ドイツの普通電車。もちろん49€チケット対象です♪

↑ドイツのトラム(路面電車)。こちらももちろん49€チケット対象♪

↑ドイツのバス。こちらももちろん49€チケット対象♪

↑Wuppertal(ヴッパータール )という街にある世界最古の懸垂式モノレール!
変わり種ですがなんとこちらも49€チケット対象♪

↑ドイツの新幹線、ICE(イーツェーエー)。
こちらは49€チケットでは乗れないので別途予約と支払いが必要です。
49€チケットはサブスク方式のチケットです。
しかしながら旅行など短期間のみ使いたい場合も購入が可能です。
Netflixで1ヶ月分だけ契約して見たい作品だけ見てすぐ解約しちゃうようなイメージです。
購入方法や具体例は後述にて詳しく紹介しています。
ちなみにざっくりですがドイツの電車の価格帯は、
片道1時間ぐらい電車に乗って外出するとして、
普通に切符を買うと大体20€前後かかることが多いです。
往復で40€と考えると、もし49€チケットを買ったなら1回の外出でほぼ元が取れてしまいます。
地下鉄やバスなども1駅でも1回3€前後かかります。
そういった細々した移動も入れると、
月に1〜2回、片道1時間程度の外出があるなら、49€チケットを買ってまず損はないと思います。
ワーホリや旅行など期間限定でドイツに滞在している場合は特に、
様々な街を訪れると思うので必須のアイテムです。
働く場合も、公共交通機関で通勤するなら必須です。
会社によっては通勤定期代として49€毎月支給しているところもあるようです。
49€チケットを買って損になる場合があるとしたら
よほど職場に徒歩通勤していて、尚且つよほどのインドア派か、
長期滞在していて今更もう行きたい街もない場合ぐらいでしょうか。
肝心の買い方ですが、次の2つのアプリがオススメです!
★DB Navigator
ドイツで銀行口座がある方はこのアプリ一択!
このアプリで電車を調べるのも49€チケット購入も済みます。
★Rheinbahn
ドイツでの銀行口座がなくてもカード引き落としで購入できるアプリ。
他にも同じようなアプリがあり私も使っていましたが、
そのアプリは日本版App Storeではインストールできず、
わざわざ使う国をドイツに設定して新しくメールアドレスを登録し直して
ドイツ版App Storeでインストールしなきゃいけなかったので、とても面倒でした。
このRheinbahnなら日本版App Storeでインストールできますし、
カード引き落としなので数日の旅行であっても購入することができます!
日本にいる間にインストールして購入しておけば、ドイツに到着してすぐ使うことができます。
注意点!!
大変便利で非の打ち所がない49€チケットですが、サブスク方式です。
1度購入すると解約しない限り自動的に継続して購入されます。
毎月購入手続きをしなくていいので1度買えば手間がなくて便利なのですが、
帰国の際に解約を忘れてしまうと無駄な費用がかかってしまいます。
解約したい月の10日までに解約手続きをおこなってください!
逆に言うと、
本来はサブスク方式のチケットですが、
10日までに解約さえ忘れなければ最短の1ヵ月分だけ購入することも可能です。
旅行などで使うにもってこいです!
とはいってもイメージしづらいかと思うので
具体的な例に当てはめてみました。
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例①6月から帰国するので5月末で解約したい場合
→5/10までに解約手続き
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例②8/10〜15まで旅行するので1ヵ月分だけ買いたい場合
→チケット購入後、8/10までに解約手続き
8/10から使いたいのに8/10までに解約手続きするなんて矛盾してない?!
解約したら使えなくなるんじゃない?!
と思われるかもですが、解約後も期限までは使えます。
解約=チケットを破棄してその瞬間から使えなくなることではなく、
サブスク(来月以降も自動的にチケット購入される)を解約するということです。
49€チケットは、購入=1ヵ月乗り放題権利獲得みたいな感じなので、
例えば8/1に買ったとしたらその時点で8/1〜31までのチケットが手に入ります。
なので8/2に解約しようが8/10に解約しようが8/31までチケットは有効です。
極端な話8/1に買ってその直後に解約したとて問題ないわけです。
むしろ、1ヵ月分だけ買いたいなら解約するのを忘れないよう購入直後に解約するのがベターかもしれません。
逆に言うと間違って買ってしまった場合ですぐに解約したとしても
買った時点で1ヶ月分のチケットが手に入ってしまうわけです。
旅行で一時的に使う場合は特に、解約を忘れないでほしいのですが、
仮に1度解約手続きを忘れてしまったしても、49€×2で98€で日本円にして15000円強です。
それで国内乗り放題ならそれでも安いもんかなと思います。
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例③8/20〜9/5までの旅行など、チケットを使いたい期間が月を跨いでしまう場合
→8/1〜31までのチケットと、9/1〜30までのチケットの2ヵ月分必要
49€チケットは1ヵ月単位の購入ですが、
その1ヵ月というのは毎月1日〜最終日までのことです。
購入の際に使いたい月を選ぶのですが、
毎月1日〜最終日しか選ぶ余地がありません。
なので、たとえば8/15〜9/15の1ヵ月分チケットを買うことはできず、
月を跨ぐ場合は2ヵ月分購入することになります。
9/10までに解約すれば2か月分のみ購入できます。
98€かかってしまいますが、それでも破格であることに変わりはないでしょう。
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49€チケットの豆知識①今月から使うなら月初に買おう
例③で述べたように
49€チケットは毎月1日〜最終日まで有効なチケットなので、
今月からチケットを使いたい場合には、
月末に買うより月初に買ったほうがお得ということになります。
1日に買えば30日ほどチケットが有効ですが、
25日に買えば5日ほどしか有効期間がありません。
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49€チケットの豆知識②自分のチケットは自分で買おう
チケットは1つのアプリにつき1枚しか買うことができません。
それゆえ友だちや家族の分を代わりに買うことはできません。
また購入時には名前や引き落とし先などの個人情報も必要です。
ドイツの駅は改札がない代わりに電車内で抜き打ちチェックがあるのですが
その際に1人ずつチケットを提示しなければいけません。
提示できなければ60€の罰金が科せられます。
仮に、上記で紹介した2つのアプリで
友だちの代わりに個人情報を入力して49€チケットを2枚買ったとしても
抜き打ちチェックの際に自分が友だちの分まで提示してOKなのか微妙なところです(;^ω^)
友だちにチケットのスクショを送るなどで共有できたとしても
スクショではチェックを通らなかったケースを聞いたことがあるのでこれも微妙です(;^ω^)
もし1度チェックを通り抜けたとしても次回もOKだとは限りません。
ドイツでは人によって対応が違うこともかなりあるので、
微妙な可能性があることはなるべく避けたほうが良いです。
なので、例えばドイツに遊びに来てくれる家族のために
代わりに自分が家族全員分のチケットを買っておこう!
みたいなことができないので歯痒いですね。
家族がスマホが使いこなせず購入が難しい場合などはサポートしてあげましょう。
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ぜひ49€チケットでお得にドイツ国内をたくさん巡ってくださいね(・ᴗ・)
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