●気をつけてほしい編 #1 搾取してくる日本人に気をつけろ 実体験①
- あさひ
- 2024年9月25日
- 読了時間: 6分
更新日:2024年10月1日
●気をつけてほしい編 #1 搾取してくる日本人に気をつけろ 実体験①
結論:一見親切そうな日本人には裏がある。関わるな!
とても悲しい話ですが、ドイツを夢みてやってきた若者を搾取するような悪い人たちがいます。
私は渡独前、ワーキングホリデーはビザ取得も比較的簡単で
1年滞在できるし働けるし夢のような制度だ!という認識がありました。
もちろんその認識は実際ワーキングホリデーを体験してみて間違いではなかったです。
だからこそこのようにブログを書いて発信して1人でも多くの人にワーキングホリデーの良さ、ドイツの良さを伝えたいと思っています。
しかし、その反面、現地で感じたことは、
ワーキングホリデーで滞在している人は(もちろん自分も含め)、
年齢的にも若く、
来たばかりで右も左も分からない、
働きたいけどどうしていいか分からない、
お金もあまりない…
ある意味弱い立場にあるということです。
弱い立場同士、友だちの輪を広げ、助け合って生活してきましたし、
ドイツの現地の方々は何も分からないアジアの小娘にもとても親切でいつも手を差し伸べてくれました。
それだけなら優しい世界で済むのですが、
本当に悲しいことにそのような弱い立場にある若者を搾取する悪い日本人が実際に存在しているのです。
ドイツに長年住んでおり、
ドイツ語も堪能で、
知識があり、
社会的な地位もあり、
口が達者、
そういった立場を利用して一見親切な感じを装って近づいてくるのです。
【私が発信する理由】にも書きましたが、
せっかくの楽しいドイツ生活の中でそういった悪い人間に関わってしまうことで余計な悲しい思いをしてしまう人を見てきて、
私はそういった悪い人たちがいなくなるよう願い注意喚起を発信して、
ドイツに希望をもって来る方々を純粋に助けたいと思ったのが、私が発信する大きな原動力になっています。
私が実際に経験した話を紹介します。
ケース①:家主に気をつけろ
私が住んでいたWG(ヴェーゲー。シェアハウスのこと)でのことです。
そこはある日本人男性が営んでいる日本人専用のWGでした。
家賃は安くはなかったですが、家自体はきれいに管理されており、街の雰囲気も良く、入居できたことを嬉しく思っていました。
住民は20代が多く、私と同じようにワーキングホリデーで来ている子が多数いました。
入居時、家主に学歴や職歴、ドイツでの仕事の状況などを聞かれ、答えたところ
家から職場までの交通手段についてやたら細かく頼んでもないアドバイスをしてきました。
その時はちょっとお節介なおじさんだけど心配してくれているのかな、親切だな、ぐらいに思っていました。
しかし入居してすぐにある話を聞きました。
そのWGでは、家主が住民に家の清掃や雑務をおこなうアルバイトをやらないかと持ち掛けていたのです。
当時ドイツの最低時給は12€でしたがそのアルバイトは時給10€。
空いた時間にちょっと掃除をして雑務を手伝って、家にいながらお小遣いを稼げるのであれば良い話だろうということでした。
私は自分で仕事を探して働き始めていたのでこのアルバイトにお世話になることはなかったのですが、
履歴書も面接も必要なく、
給料は手渡しなので銀行口座も必要なく、
ビザ取得前でもすぐにできるアルバイト。
ドイツに来たばかりで金欠の若者にはたしかにオイシイ話に聞こえました。
しかし、実際には自分の空いた時間に手軽に稼げるようなアルバイトではなく、
家主の都合でスケジュールを抑えられ、良いようにこき使われる内容でした。
それだけならまだしも、
辞めようとすればあらゆる方向から精神を追い詰めるような言い方で責められ、
ある意味マインドコントロールのような状態になり、
若者側は自分が悪いのかな?と思ってしまい、なかなか抜け出せないという悪循環を生んでいました。
ビザが取得できるまでお小遣い稼ぎ…
ドイツに慣れるまで少しだけ…
とバイトを始めた住民は、一度始めたが最後、
なかなか辞められずに貴重なワーキングホリデーの時間を奪われてしまっていました。
その上、この家主は
アルバイトをしていない住民にも、頼まれてもいないのにお節介なアドバイスをしたり、
会う口実を作ってアルバイトに誘い込もうとしたり、
理由をつけて断っているのに無理やり会いに来て話をしようとしてきたり、
少しでも反抗されるとマインドコントロールにも近いような言葉巧みな言い回しで責めて追い詰めるようなことをしていました。
またドイツ在住歴が長いのでそれなりの知識や経験もあり、ドイツではこうだから!と捲し立ててくることもありました。
都合が悪くなると部屋から出ていくよう言われることもありました。
実際知識も経験も豊富でしょうが、どちらかと言えば言葉の綾で、必要以上に不安を煽ったり自分を大きく見せているような印象でしたが……
家を借りているという立場、しかもドイツに来たてで分からないことだらけの弱い立場の住民にとって、
この家主を避けて生活するのは難しいことでした。
私もこの家主と何度か話したのですが、
本当に口が達者で、こちらが何か言おうとしても向こうのペースにされて捲し立ててくるので、対抗するのは至難の業でした。
(私は事前にこの情報を住民から聞いていたので心の準備ができていたのと、
これまでの社会人経験から強気で対面することができたため、
そこまでの被害はありませんでした。
しかしもし私が20代そこそこの社会人経験もそれほどない立場だったら、丸め込まれていたに違いありません)
アドバイスも少しでも聞いてしまうと恩着せがましくつけこんできました。
あろうことか、住民本人だけでなく住民の家族のことを侮辱することもありました。
家賃も納得のいかない理由で何度も上げようとしたり、
部屋の更新をしないことがわかると新たな入居者を住まわせたいためか1日でも早く退去するように言ってきたり、
本来物置だったところを無理やり改造して部屋にして入居者を増やしたりと、
とにかくお金にがめつく、少しでも多く巻き上げようとしてきました。
100歩譲ってお金は取り返しがつきます。歳をとっても稼げます。
しかし、
こういった悪質なアルバイトで失われたワーキングホリデーの貴重な時間、
本来できるはずだった他の仕事での経験、
精神的なダメージは取り返しがつきません。
許されない事です。
家探しの際、家主の人柄も要チェックしてください。
頼んでもいないアドバイスをしてきたり、
オイシイ話を持ち掛けてきたら警戒してください。
もう1つ実体験があります。
こちらもぜひ読んでもらえると嬉しいです。
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