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●生活の基本編 #2 ワーキングホリデービザは日本で取得するべき?

更新日:2024年10月28日

●生活の基本編 #2 ワーキングホリデービザは日本で取得するべき?

2024.9執筆

 

結論:少しでも長く滞在したいなら現地で取得

現地に慣れるまでの時間や目まぐるしさを考えると少しでも長い滞在がオススメ

ただし自力での現地取得は困難なためエージェントに頼む必要あ

 

渡独しようと思ったときにまず立ちはだかるのがビザ問題。

ビザという単語だけで小難しそうですし手続き大変そうなイメージが……

 

海外に滞在する際に必要なビザにはいくつか種類があり、

ワーキングホリデービザ、就労ビザ、学生ビザ、配偶者ビザ、家族帯同ビザなどです。


※ビザとは入国許可証のようなもので、90日以下の滞在であればビザは必要ありません(=観光ビザ、ノービザとも言う)。 滞在が90日を超えてくる場合は滞在許可証が必要で、それがいわゆるワーキングホリデービザ、就労ビザ、学生ビザ、配偶者ビザ、家族帯同ビザなどになります。

これらに付いている「ビザ」という言葉は入国許可というより「滞在許可」という意味合いだと思います。

私はこのような理解でいるのですが厳密にはちょっと違うかもしれません……悪しからず。


就労ビザ、学生ビザ、配偶者ビザなどは、

要はドイツでの仕事を見つけたり、ドイツの大学に入学したり、ドイツ人と結婚したりする必要があるわけで、とてもハードルが高いことだと思います。

 

ワーキングホリデービザに関しては申請すれば比較的すぐに取得でき、

ドイツで働ける権利も得ることができます!


他の国のワーキングホリデービザは抽選があったり申請できる時期が限られていたりすることもあるみたいで、

それと比較するとドイツはワーキングホリデービザが取りやすい国です。

 

私は渡独に際して自力で切り開いていく自信がなかったので、

ビザ申請や現地での学校の手配等サポートしてくれるエージェントに

渡独半年前ぐらいに申し込みました。

 

私は名古屋在住なので、

ワーキングホリデービザは総領事館に申請に行かなければならないと思っていたのですが、

(住んでいる地域によって大阪の総領事館or東京の大使館での申請になります)


エージェントから

ドイツでビザ申請すれば日本でビザ申請するより2~3ヵ月長く滞在できる

との情報を得ました。

 

もし日本でワーキングホリデービザを取得した場合、ドイツ滞在は最長1年です。


しかし、ドイツは入国してから90日は

滞在許可申請することなく滞在できる(=観光ビザ、ノービザ)ので、

その間にワーキングホリデービザを申請・取得できれば、

理論上は最大で観光ビザ3ヵ月+ワーキングホリデービザ1年=1年3ヵ月滞在することが可能になります。


私はこれを利用して、1年2ヵ月ドイツに滞在することができました!

(観光ビザ2ヵ月+ワーキングホリデービザ1年)


このようにドイツでのワーキングホリデービザ申請・取得は

滞在期間を延ばせるという大きなメリットがありますが、注意点もあります。


万が一ビザの取得が3ヵ月以内に間に合わなければ

最悪帰国するはめになってしまうので、

日本でビザ申請するよりもより慎重に時間に余裕をもっておこなう必要があります。


3ヵ月経ったからさあ申請しよー♪では間に合いません。

 

渡独してすぐか1ヵ月経つ頃には申請し、

3ヵ月経つ前にワーキングホリデービザを手に入れる必要があります。

 

ですので、実際にはよほど申請と取得のタイミングが合わなければMAXの1年3ヵ月は難しいと思います。


私も余裕をもって申請して、

渡独後2ヵ月してからワーキングホリデービザを手に入れたため、

観光ビザで滞在できたのは2ヵ月でした。

 

最大3ヵ月は滞在できるのに1ヵ月分もったいない!と思う方もいるかもしれませんが、

滞在が許されている3ヵ月が終わる日ギリギリを狙ってビザ申請するのは、

役所仕事もマイペースに進められるドイツでは大変リスキーです。


理論上は最大3ヵ月観光ビザで滞在できるとしても、

多少捨てる期間ができてしまうとしても、

早めにビザ申請して無事に取得するのを優先させたほうが良いです。

 

また現地でのビザ申請は、

よほどドイツ語が堪能か相当忍耐力がある場合以外は、

自身での申請は諦め、エージェントに頼んだほうが無難です。


ちなみにビザの開始日は外国人局で手続きをおこなった日になります。


後述していますが、私の場合、

手続きしてから滞在許可証のカードを受け取るまで1ヵ月半ほどかかりましたが、

カードを受け取った日ではなく手続きをおこなった日から1年の有効期限でした。


↑デュッセルドルフの外国人局。

私の場合はエージェントが代理で予約してくれ、エージェントによる配慮なのか、元々そうなのか分かりませんが、手続きは日本語ペラペラな職員が対応してくれました。

 

ドイツの接客や手続きは非常にマイペースでハッキリしていて提供側に主導権がある印象です。


日本なら普通に期待してしまうようなサービス、心遣い、臨機応変さ、融通が利く…は

基本的には無いと思ったほうが良いです。

(私はこういうところもドイツらしくて好きです!!!)

 

店員さんや担当者によって言う事ややり方も違いますし、

今日はやらないから明日来いとか、

担当者じゃないから分からないからどうしようもないとか、

無慈悲な対応をされることは日常茶飯事です。


ドイツ語が話せないなら尚更です。

友だち(ドイツ語話せない)も役所に書類を提出しに行ったら

「ドイツ語が話せる人を連れて来い」と言われ取り合ってもらえず帰されたりしていました。

 

このように書くと優しさがなく怖い国だと思われてしまいそうですが、

私は、分からないことは分からない、

できないことはできないとオブラートに包まずハッキリ言って

過剰に対応しないドイツの精神が好きです。


日本では自分の担当ではない事でも謝らないといけなかったり、

分からないことであってもなんとか調べて対応したり、他部署に繋げたり、

客側に非があったとしても融通を利かせないといけない場面があったりして、

良く言えば日本の素晴らしいおもてなし精神だとは思うのですが、

私はそれらは過剰なサービスだと思ってしまうので、むしろドイツの対応は清々しく好感がもてました。

 

少し話が脱線しましたが、

ビザ申請する役所ももちろん例外ではないので、

自身でビザ申請するとかなり大変だと思います。


また近年のウクライナ情勢による難民の受け入れ等で役所の人員がそちらに割かれてしまい、

ビザ申請に通常より時間がかかるとの話もエージェントから聞きました。


そういった状況を踏まえてもやはり

現地でのビザ申請はお金がかかったとしてもエージェントに頼むべきだと思います!

 

わざわざお金を出してエージェントに頼んでまで

ドイツでワーキングホリデービザを取得したところで、

滞在がたった1~2ヵ月延びるだけでしょ?

お金かけてまで1~2ヵ月延ばす意味ある?

と思う方もいるかもしれません。

 

私の場合ですが、やはり初の海外生活ということもあり

生活に慣れるまでに2ヵ月ほどはかかりました。


ワーキングホリデービザが取得できるまでの2ヵ月は働けないので収入がなく、

貯金があれば良かったのですがそれもなかったので、あまり動けずにいました。


しかし、働き始めると行動範囲も広がり、

日本にいる時以上にあっという間に時が流れました。

学校に仕事に旅行に追われ、本当に目まぐるしい日々でした。


仕事も安定し、ある程度収入もあると

旅行もたくさん行けるようになったので、

特に後半の4ヵ月は毎月のように近隣諸国へ遊びに行っていました。


新しいことの連続、刺激の多い日々、

やるべきこと・やりたいことが山積みのドイツ生活は、

日本にいるときとは比べものにならないほど猛スピードで過ぎていきます。

ビザや資金の関係で動きたくても動けない時期もあります。

渡独当初はここで1年も過ごせるのか不安に感じると思いますが、

1年は想像以上にあっという間に過ぎます。


滞在が2ヵ月延びていなかったら行けていなかったであろう国や、

できていなかったであろう経験がたくさんあります。

なので私はドイツでのワーキングホリデービザ申請・取得をおすすめします。


もし日本から旅行で行こうと思えば飛行機代だけでもすごい出費です。

エージェントに(確かにまあまあな金額はしますが)コストをかけることで

様々な国を訪れる機会や経験を得られるのであれば、安いものだと思います。

 

日本でビザ取得してから渡独すればすぐに働けはしますが、

慣れない土地でいきなり職を探すのは精神的にも身体的にも無理を要しますし、

やはりある程度、生活に慣れる時間があったほうが良いと思います。


余談ですが、

ワーキングホリデービザは日本で取得した場合はパスポートに貼るタイプのシール?紙?のような形をしていますが、


ドイツで取得すると日本のマイナンバーカードのようなカードでもらえます!


私の場合、外国人局でビザ申請してからカードの受け取りまで1ヵ月半ほどかかりました。


カードの準備ができたら郵送でお知らせが来るのでそれを待つか、

外国人局のホームページでカードの準備ができたかどうか確認できるのでそれを見るかしてくださいと申請時に説明されました。


カードを受け取るまで代わりとして、A4サイズの紙が渡されます。

もしビザを見せなければいけないときはその紙を出しましょう。


↑これがそのカード。ドイツ語で「Aufenthaltstitel」(滞在許可証)

付属の紙には滞在許可証の詳細が書かれているためカードとセットで常に携帯する必要があります。


カードには、顔写真はもちろん、有効期限、住所、目の色や身長まで記載されています。


(申請時に身長は聞かれたので答えたのですが、目の色は聞かれませんでした。でも「Braun」(茶色)と記載されていたので、担当者がその場で判断して記載しているのかな?)


帰国時に没収されることもないので記念になりましたし気に入っています♪

 
 
 

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