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●生活の基本編 #3 貯金ゼロでも渡独したい!どうする資金調達

更新日:2024年10月22日

●生活の基本編 #3 貯金ゼロでも渡独したい!どうする資金調達

2024.10執筆


結論:家賃、語学学校の学費、すぐに働けないことや予想外の出費、

円安なども考慮すると200万ほど必要。

計画的に自分で準備できるのがベストだが、無理なら銀行に相談!

大金だが得られる経験や若さを考えたら安いもの。

やりたいことができるうちにやるべき。


お恥ずかしい話ですが、

私は1つの仕事が長続きせず20代で5回の転職を経験し、万年新入社員でした。


大学生だった20歳頃からドイツへの憧れがあり、

いつか行きたいとはずっと思ってはいましたが、

フリーターの時期もありましたし、

日々の生活で精一杯で貯金がなかなかできずに年月だけが過ぎました。


まあでも30歳ぐらいまでには数百万貯まるだろうと謎にお気楽でした。


そしてあっという間に20代は過ぎ去り、30歳の誕生日を迎えました。


ワーキングホリデービザは年齢制限があり、

国によって微妙に異なりますが、

ドイツの場合31歳の誕生日までに申請する必要があります。


そして30歳になった私は冷静になって考えてみたのですが……


あれ?30歳なったけど……お金全然貯まってない!

大人になったら自動的に稼げて勝手に貯まると思ってたけど全く無い!

31歳まであと1年しかない!

10年あっても貯金できなかった私が1年で貯金できる?

絶対無理!!!!

でももうワーホリ申請期限ギリギリ!!!!


10年前の20歳から夢みていたのに貯金できなかった私、アホすぎる(涙)


この時、30歳の私には2つの選択肢が浮かびました。

①借金してでも資金調達してワーホリに行く

②ワーホリは諦め、今後数年本気で貯金してから就労ビザなどで渡独する


これまでの私も全く貯金する気がなかったわけではなく、

転職は給料アップするかも重要視してしていましたし、

計算して目標を決めて貯金しようとしたこともありました。

次こそは!と毎回思っていました。


が、結局毎月目標通り貯めることはできず、

まとまった額は30歳になっても用意できませんでした。


今までの私ならまた次こそは!!と意気込んで

②ワーホリは諦め、今後数年本気で貯金してから就労ビザなどで渡独する

選んだと思います。


しかし一方で、できる時にできることをやったほうが良いことも、

これまでの趣味やコロナ禍を経て学んできました。


コロナ禍では通常のように働けなくなり、外出もできませんでした。

海外旅行なんてもってのほかでした。


(私が30歳を迎えた頃、

まだマスクは手放せない時期でしたが、

日本のコロナ禍は全盛期より落ち着いてきていました)


数年後、もし貯金が貯まったとしても、

自分が健康じゃなくなったら?

親の体調が悪くなったら?

またコロナみたいなパンデミックが起きたら?

世界情勢が悪化したら?

もっと円安が進んだら?


数年延ばしたところでその時また渡独できるとは限らない。

数年後より今のほうが若く、できることも多いかもしれない。


そして、就労ビザで渡独することは

当時の海外生活未経験の私には大変ハードルが高く感じました。


(帰国した今なら就労ビザで渡独することはあまりハードルが高くないと思えます。

就労ビザで渡独するのは海外生活未経験であっても非常に現実的な方法です。

しかしワーホリビザを受けられる年齢なら、

まずはワーホリビザの恩恵を受けた方が良いと思います。

就労ビザは歳をとってももらえます)


ワーホリビザは年齢制限がありますが

その代わりドイツの場合はビザの発給数に制限もなく取得しやすいです


(国によっては年間の発給数に制限があるため

いくらワーホリに行く準備が整っていてもビザがもらえなければ行けません)


参考:外務省 ワーキング・ホリデー制度


ワーホリは本来ホリデーを楽しむための制度なので

当然働かなくても良いですし、働くことも可能です。


当たり前ですが

就労ビザなら働く必要がありますし、

学生ビザなら通学する必要があります。

逆に言うと働かずにあるいは通学せずに滞在することはできません。


働かなくても働いてもOKという自由度の高い夢のビザ、

それがワーホリビザです。


自由度が高く誰もが欲しいビザのため

希望者全員に発給していては大変なことになるので

年齢制限や1年という期限が条件になっているのだと思います。


ワーホリビザは、お金がないからと言って諦めるには

もったいなさすぎる好都合のビザなのです。


そのことが私の背中を押し、

①借金してでも資金調達してワーホリに行く

を選びました。


私は身内にお金を借りられる人もいなかったので、

いくつか銀行を回ってローンの申し込みをしました。


私は転職ばかりしていて勤続年数も最高で2年、

年収も高くないし誇れる職歴ではありませんが、

当時それでも正社員だったからか?なんとかローンの審査が降りました。


銀行によってそもそもローンに申し込めるかどうかや、

借りられる金額、金利などに差がありましたが、

最終的に3社から合計200万を借り入れました。


私の場合、エージェントへの申し込みや、

語学学校に3ヶ月通う学費なども考慮して多めに借りましたが、これは正解でした。


ドイツではアルバイトで繋いでいたので

出勤できない時は給料も減りますし安定した収入ではないので、

資金があることは安心でした。


アルバイトを探して働いて給料をもらうまでも3ヶ月ほどかかったので、

その間の生活費も必要で、

生活に必要なものを揃えるだけでもお金は飛んでいきました。


そして帰国した今ももちろんローンの返済を続けています。

この先何年もローン返済生活が続きます。


200万という大きな借金を抱えてこの先何年も返済に追われるとしても、

それでも、私は30歳で渡独して正解だったと胸を張って言えます。


本来は借金などせず自分の貯金で20代で行けたらベストだと思いますが、

30歳で借金してでも行く価値がある体験です。


語弊があるかもしれませんが、

借金するだけでどうにかなる問題なら楽なほうだと思います。


自分がどんなに若くて健康で体力もお金もあったとしても、

不安定な世界情勢だったり、

パンデミックだったり、

家族の看病・介護だったり、

発給制限でビザがもらえなかったり……

自力でどうにもならない問題があれば海外に出ることは難しいでしょう。


自分ではどうにもならない問題、

お金があってもどうにもならない問題の解決は、

なかなか難しく時間もかかります。


それと比べると

お金だけで解決できる問題なら容易いと言えるでしょう。


お金は将来いくらでも稼げますが

将来いくらお金を出しても若さは買えません。


だからもし資金面で踏ん切りがつかない人がいたら、

借金返済は歳とってからいくらでもできるので、

若いうちに今行けるうちにどうにかして用意してほしいと思います。


もちろんベストなのは、

若いうちから計画的に貯金して準備しておくことです!!!


30歳なんてまだまだと思っているうちにあっという間に時は流れます。

そのためには私のように転職を繰り返さず1つの仕事を長く続けるべきです。


私は1つの場所や組織にずっと居続けることが耐えられない性格で、

転職して様々な職種や業界を経験することが半ば趣味と化し

最長でも2年しか同じ仕事を続けたことがないまま、30歳まで来てしまいました。


これはこれで私らしい生き方・働き方だったと思っていますし後悔はありません。


しかし、渡独したいという目標があったならもう少し計画的になるべきでした。


これを読んだ将来ワーキングホリデーに行きたいと思っている方は、

私のようにならないよう少しでも早くから準備してほしいと思います。


↑ドイツを代表する名城、Schloss Neuschwanstein(ノイシュバンシュタイン城)。

ドイツには歴史あるお城がたくさんありますが急な道のりや階段も多く、

やはり体力のある若いうちに訪れるに越したことはないと思います。

↑オランダ・ベルギー・ドイツの3ヵ国の国境が接するDrielandenpunt。

9ヵ国と国境を接するドイツなら3ヵ国を跨ぐ経験もできちゃいます。

周辺国に気軽に旅行できるのもドイツの大きな魅力の1つです。

 
 
 

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