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●生活の基本編 #9 実際にドイツで働くのはどんな感じ?

更新日:2月16日

●生活の基本編 #9 実際にドイツで働くのはどんな感じ?

2025.1執筆


結論:同僚もお客様も優しい。

ドイツ語ペラペラじゃなくても大丈夫。

会話は簡単に端的に返すべし。


私はやっと念願のドイツ現地カフェのバイトに採用されました。


移民系の20歳前後の学生が多く母国語がアラビア語やトルコ語の子もいました。

そしてほぼ全員英語が話せ、仲良し同士映画で話す場面もよく見られましたが、

私が英語は全くわからないと言ったので、私にはみんなドイツ語で話してくれました。(優しい同僚たちに感謝です!)


私が実際働き始めて思ったのは、

語学学校ではいろいろ文法を習ったものの

「これどこ置いたらいい?」

「○○はどこにいる?」

「あれ取って!」

みたいな、

日本語ならごくごく普通に出てくる一言が

ドイツ語だとどう言っていいのか分からないということです。


また同僚の話し方を聞いていても、

正確なドイツ語文法よりも簡単に端的に話している印象でした。


私だと主語や動詞や語順なんか気にしてしまいますが、

省略したり語順バラバラでも問題ないようでした。


端的な会話の例でいうと……


私の働いていたカフェはお客様がレジで注文・支払い後に反対側のカウンターでドリンクをセルフで受け取るスタイルだったのですが、

カウンターがパッと見わかりづらく、「どこでドリンクを受け取るの?」とお客様からよく聞かれました。


日本語なら「あちら側のカウンターでお受け取りください」みたいな答え方をすると思いますが、

ドイツ語なら「Andere Seite(反対側)」で終わりです。


一言で答えると日本語ならとても愛想が悪い印象になってしまいますが、

ドイツ語だと全然そうならないのが不思議です。


以下に、実際に働きながらよく使っていたセリフ・単語を載せておきます!


私はドイツ語ネイティブではないので多少おかしい表現もあるかもですが、

実際同僚がよく使っていて私も使うようになった、通じていた文言ばかりです。


ドイツの現地カフェで働いてみたい方はもちろん

普段の日常生活でも使える表現も多いので

ドイツで過ごす予定のある方はぜひ参考にしてみてください(/・ω・)/




~よくある仕事での会話文~


●やっほー元気?

Wie geht‘s?/Alles gut?


●元気やで

Gut!/Mir geht’s gut.


●君は?

Bei dir?

※日本で受けたドイツ語オンラインレッスンや独学での参考書ではUnd du?と習いましたが、実際にはあまり使われていない印象でした。


●いらっしゃいませ/どういたしまして

Bitteschön.


●どういたしまして

Bitteschön!/Bitte!/Bitte sehr!

※ありがとうに対応する形で返せばOK。なぜかBitte dirは聞いたことがないです。

日本人の感覚だとありがとうにありがとうで返してしまいがちで、

私もDankeと言われたらDankeと言ってましたが、Bitteと言うべきだと同僚が教えてくれました。


●ありがとう

Dankeschön!/Danke!/Danke dir!/Danke sehr!/Vielen Dank!

※ありがとうといえばダンケシェーンのイメージですが、親しい同僚やお客様相手ではDankeのほうがよく聞きました。

たとえ初対面で言っても全く問題ナシ!


●喜んで!/どういたしまして!

Gerne!

※お客様から何か言われた際にこれを言います。Ja!「はい」でも良いですが、喜んでやりますよというニュアンスがあったほうがお互い気持ちいいかもです。

発音は「ゲルネ」だと通じないので「ギャーネ」がオススメ。


●ここで飲む?持ち帰り?

Für hier oder zum mitnehmen?

※ドイツ語は基本的にはローマ字読みで1音1音発音することが多いですが、

zum mitnehmenの場合はツム・ミットネーメンと言うより、ツンミッネーンと言ったほうが通じやすいです。


●全部持ち帰り?

Alles zum mitnehmen?


●水道水

Leitungswasser

※本来水は有料なレストランが多いですが、カフェで水道水ぐらいなら無料でもらえることが多いです。

水道水もらえる?って聞かれること多かったです。


●紙ナプキン

Serviette

※お客様から欲しいと声かけられたランキング1位。

ナプキンでもペーパーでもないザビエッテという慣れない発音に最初何か分からず戸惑いました(笑)


●○○取って!

○○ bitte!

※Nehmen Sie es/Nimmst du esやGeben Sie mir das mal/Gibst du mir das malなどとも言えますが、同僚相手なら端的に言うほうが自然。

同僚相手にSieを使うのはかなり不自然らしく、ついついSieと言ってしまったときに「なんでSieなんだ。Duと言ってくれ!」と同僚に言われたことがありました。


●これどこ置いたらいい?

Soll ich das stellen?

※直訳は私はこれを置くべき?ですし、「置く」もドイツ語だといろんな言い方がありますが、細かいニュアンスは気にせずこれで通してました。


●(お店は)20時に(もうすぐ)閉まります。

Wir schließen um 20 Uhr(sofort).


●(お疲れの同僚に)休んでいてね。

Du kannst dich ausruhen.


●どうやるか教えて!

Sag mir, wie es geht.


●(商品などが)前はあったけど今はないです

Das gab es vorher, aber nicht jetzt.


●隣の店にも座れます

Sie können auch im Laden nebenan sitzen.

※私の働いていたカフェは系列店(アイス屋さん)が真横にあり店内で繋がっていました。

なのでカフェが満席の時は系列店に座ってもいいよと案内していました。


●(隣の店に)通り抜けできます

Sie können hindurchgehen.


●ドゥーティーチャイラテはエスプレッソが入ってるから少し苦い

Dirty Chai Latte ist etwas bitter, weil er Espresso enthält.


●電気つけて(消して)

Mach bitte das Licht an(aus).


●計算間違えた

Ich habe falsch gerechnet.


●ミスした

Ich habe einen Fehler gemacht.


●体調が悪い

Es geht mir schlecht./Ich fühle mich nicht wohl.


●思い出せない

Ich kann mich nicht mehr daran erinnern./Ich erinnere mich nicht mehr daran./Ich kann mich daran nicht erinnern.


●どっちでも大丈夫

Beides geht.


●砂糖既に入ってる(ので甘いです)

Zucker schon drinnen.

※メニューに抹茶ラテがあり、お客様から苦いのか?甘いのか?砂糖入りなのか?とよく質問がありました。


●これ私の!

Das ist meine.

※おそらく本来なら物の性によってmeinとmeineを使い分けるべきなのですが、性が分からないものも多かったので私は全部meineで通してました。

同僚もほぼmeineと言っていた気がします。


●誰のものか分からない

Ich weiß es nicht wem das gehört.


●(袋に入れず)そのまま

Das geht so.


●店長いる?

Chef ist da?


●牛乳取ってくるわ

Ich hole Milch.


●ちょっと待ってね

Moment!


●(注文したのかどうか分からないお客様に)もう注文しましたか?

Haben Sie schon bestellt?


●お決まりですか?

Haben Sie sich schon entschieden?


●(ドリンクのサイズ)どの大きさにする?

Welche Größe?

このフレーズは私の発音が悪いのか聞き返されることが多かったです笑

そんなときは「Medium oder Groß?」と言い直していました。


●大きいグラスがないからこれ(紙のカップ)でもいい?

Wir haben leider keinen großen Gläser, also kann ich diese benutzen?


●○○もつけてください

○○ dazu.


●他に何かつける(注文ある)?

Noch was dazu?


●トイレは角にあります

Die Toilette ist an der Ecke.


●(○○は)前の方にあります。

Da steht vorne.


●(○○は)反対側にあります。

Andere Seite.


●○分(数分)遅れます。

Ich komme in ○ Minuten(paar Minuten) später.


●電車がキャンセルになったので残念ながら数分遅れます。

Weil mein Zug ausgefallen ist, ich komme leider einige Minuten später.

※leiderが入ると「不本意ではあるが」「残念ながら」のニュアンスが加わる。


●明日誰か私の代わりに出勤できる人?

Kann jemand morgen für mich einspringen/übernehmen?


●出勤できるよ

Ich kann kommen.

Ich kann für dich einspringen/übernehmen.

※kommen は来るという意味ですが来れる=働けるというニュアンスでよく使われていました。


●私シフトに入ってるよ

Ich stehe im Plan.


●シフト交換しない(君が木曜、私が金曜に働くことはできる)?

Können wir unsere Schichten tauschen, dass du am Donnerstag arbeitest und ich am Freitag?

※同僚同士でのシフト交換が頻繁におこなわれていて、この文面の連絡が何度も来ました笑

Planは1ヵ月分の全員分が載ってるシフト表を、Schicht(複数形はSchichten)はそれぞれの個別のシフトを指しているようです。


●君に連絡するね

Ich sage Bescheid dir.


↑2月にカーニバルがあり街中仮装した人たちで賑わうのですが、それに合わせて仮装して働いた日♪

同僚はネコ(左)、私はウサギ(右)の格好で働きました。こういうのができる職場とできない職場があると思いますが、私のところは自由でした笑

↑お客様が写真を撮ってくれて、その場でエアドロでもらいました♪


~よくあるレジでの会話の一例~


お客様「Hallo!」

こんにちは!


私「Hallo! Bitteschön!」

こんにちは!いらっしゃいませ!


お客様「Ich hätte gerne einmal Caramelmacchiato」

キャラメルマキアート1つください


私「Welche Größe?」

どの大きさにする?


お客様「Medium

ミディアムで


私「Gerne! Für hier oder zum mitnehmen?」

喜んで!ここで飲む?持ち帰り?


お客様「zum mitnehmen」

持ち帰るわ


私「Gerne! Noch was dazu?」

オッケー!他には?


お客様「Nein danke」

大丈夫


私「3.8 € bitte」

3.8ユーロになります


※3.8€の読み方は「drei euro achtzig」または€なしで「drei achtzig」。

3ユーロ80(セント)という意味で、セントは省略して言うのが自然。

私は丁寧さを出すために語尾にbitteをつけてましたが、同僚でそんな人いなかったのでつけないほうが自然かも。

接客に丁寧さはあまり求められていない印象。


お客様「4€(と言いながら5€札を出す)」

チップ込みで4ユーロどうぞ


※多めの金額を言われた時はチップとして上乗せして払いますよという意味。ありがたくお礼を言いましょう!


私「Vielen Dank! 1€!Schönen Tag!」

どうもありがとう!1ユーロお返しです!良い1日を!


お客様「Gleichfalls! Tschüss!」

あなたもね!バイバイ!





やはりドイツで働く時に最も気になるのは、

ドイツ語がペラペラじゃなくても働ける?というところだと思いますが、

現地カフェであっても上記のような台詞が言えれば働ける可能性があります。


私も最初から上記の言い回しができたわけではないので、

面接やProbeの段階では

挨拶、簡単な自己紹介、数字だけ言えるようにしておきましょう。


それからドイツ語で同僚から仕事を教えてもらうことになるわけですが

聞き取れるかな?難しいかな?と不安に思っていましたが、

コーヒーメーカーや牛乳やジュースなど、物を使って見せて教えてくれるので

意外と大丈夫でした!(優しい同僚に恵まれたおかげも大いにありますが)


不安に思っていたドイツ語の聞き取りは思っていたよりはマシで、

同僚の言うこともお客様の言うことも表情や身振りなど含めるとなんとなくは分かりました。

それに対して即座にドイツ語で返すほうが難しいなと思いました。


自分が思ってるほど正確な長い文章で返す必要はなく、

単語でもいいから何かしら返せば相手は分かってくれます。


習った文法通りに言わなきゃ!正しい文法で話さなきゃ!と思ってしまいがちですが、

間違っていてもいいから単語でもいいから何か一言言う意識が大切かなと思います。


一言だけ返すのは日本だとかなりぶっきらぼうな印象になってしまいますが、ドイツでは無問題♪

むしろ自然な場合すら多いので、何も気にせずとにかく一言返してみましょう♪


 
 
 

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